F2L

F2Lとは、下2層のコーナーとエッジをペアで4箇所揃える操作です。

(例)

クロスで揃えた部分の「隙間」を埋める。と言った方が分かり易いかも知れません。
このコーナー&エッジのペアが入るべきスペースの事を「スロット」と呼んでいます。
4スロットを完成させる事によりキューブの下2層が完成する事になります。
 ←灰色部分が「スロット」の一つです。ここに正しいパーツを入れます。

F2L手順は1スロット毎に41パターンあります。
その全てを知りたい方は、専門のサイトから情報を得て下さい。
本当は、その41手順を全て覚えるべきなのですが、私はあまり知りません。
ここでは、私が普段使っている手順だけをまとめてみました。
手順を覚えるのが苦手な方(嫌いな方)のお役に立てると幸いです。
非常に少ないですが、実際に私が使っているの手順はこのくらいのものです。
このくらいの手順でも、6面完成タイム平均30秒以下は充分に達成出来ると思います。

なお、念のためお断りしておきますが、平均20秒を目指される方は、
ここに書いある内容は無視して、
初めからF2L41パターン全てを、正しい手順で「丸暗記」された方が良いと思います。

F2Lに限らず、キューブを解くには既に揃っている部分を崩さない手順である必要がありますが、
F2Lでは、基本的に以下の事さえ知っていればOKです。
・U面(上段)を回しても下2層は崩れない。
・まだ揃っていないスロットをR回転かF’回転で持ち上げてからU面を回しても、下2層は崩れない。
 (その後R’回転かF回転でスロットを元の位置に戻す必要があります。)
この特徴を利用しながら、下2層を揃えて行きます。
つまり、F2Lで回す面は、基本的にはU(Up)、R(Right)、F(Front)の3面だけです。
(実際には、B(Back)面を回すF2L手順などもありますが、U、R、Fだけで代用出来ます)
[重要]キューブ全体を上から見て時計回り方向に90°回すとF面がL面になります。
    また、反時計回り方向ならR面に、イキナリ回転記号ですみませんが(r)ならU面になります。
    回し易さに応じて、キューブの持ち方や回し方をカスタマイズしてみて下さい。

A.基本パターン

 F2Lの基本中の基本の3手パターンです。
 基本手順と言う事で、左右両方のパターンを紹介しています。

パターン1
VIDEO(悪い例)


 1手目で、コーナーをエッジに合わせると同時に、ターゲットスロットを上段に持ち上げます。
 2手目で、持ち上げておいたスロットにコーナー&エッジペアを入れます。
 3手目で、1手目で持ち上げたスロットを元に戻します。


パターン2

VIDEO(悪い例)

 コーナー&エッジが既に揃った向きでブロックになっているパターンです。
 1手目で、ターゲットスロットを持ち上げます。基本パターン1とは違い1手目ではF2Lパーツは動かしません。
 後は基本パターン1と同じ揃え方になります。つまりU面の回転でスロットに入れてからスロットを下ろすだけです。




B.エッジ1個パターン

 コーナーが既にスロットインしているパターンです。
 これも基本パターンと呼んで良いのかも知れませんが、本手順の後は基本パターン2での処理となるため
 基本パターンとは呼ばない事にしました。
 準基本手順と言う事で、左右両方のパターンを紹介しています。



 1手目はU面回しですが、回転方向はエッジがターゲットスロットから離れる方向に回転させることになります。
 たった4手の手順ですので丸暗記した方がお得です。本手順の後はU面の向きを正しく合わせてから、
 基本手順2を使ってスロットインさせます。
 なお、3手目のU面の回転を逆方向に変えると基本手順1に変化するのですが、
 初心者の方であれば、基本手順2に持って行った方が途中で間違えにくくて良いと思います。



以上、ここまでの3種類の手順だけでもF2Lを完成させる事が出来ます。
(1)基本パターン1か2でコーナーだけ合わせる。(エッジは適当で可)
(2)エッジ1個パターンでコーナーとエッジを上段で1ブロック化する。。
(3)基本パターン2でスロットイン!
まずは、この揃え方を確実にマスターする必要があります。


以下は、いろいろなパターンを基本パターンに持っていくための回し方を説明しています。
(基本手順以降の回し方は省略していますので、基本パターンを完全にマスターしてからお進み下さい。)


C.コーナーとエッジが離れているパターン3種

 コーナーとエッジの位置関係が基本パターン1と同じなのですが、パーツの向きが違っているパターンです。

パターン1


 コーナーとエッジのU面を向いている色が同じというパターンです。
 このパターンはパーツの位置関係などで4パターンありますが、全て同じ考え方で揃えることが出来ます。
 まず1手目は、コーナーパーツを「底面色を押す方向」へ回し、2手目でそのコーナーを下段に逃がします。
 次にU面を回して、今逃がしたコーナーを上段に戻した時に合う位置にエッジを合わせておきます。
 スロットインは基本手順2を使います。


パターン2

 一瞬、基本手順1のように見えるのですが、残念ながらコーナーとエッジの位置関係が90°ずれているパターンです。
 このパターンはパーツの位置関係などで2パターンありますが、全て同じ考え方で揃えることが出来ます。
 1手目、2手目は(例1)と同じです。つまり、ここでも一旦コーナーを逃がしておきます。
 3手目は1手目と同じ方向にU面を回します。コーナーを逃がしている間にエッジの位置を90°変えておく訳です。
 逃がしておいたコーナーを戻せば、コーナーとエッジが基本手順1の位置関係に変化しています。


パターン3

 コーナーの底面色が上面を向いているパターンです。
 このパターンはパーツの位置関係などで4パターンありますが、全て同じ考え方で揃えることが出来ます。
 (例1)と(例2)ではコーナーを逃がしている間にエッジの位置を変えていましたが、今度は逆です。
 1手目は、上段を回してエッジの側面色をR面かF面のセンターキューブの色に合わせます。
 2手目は、ターゲットスロットを持ち上げてエッジを中段に下ろします。
 次にU面を回して、コーナーをエッジに合わせてから、持ち上げていたスロットを元の位置に戻します。
 スロットインは基本手順2を使います。




D.コーナーとエッジがくっついているパターン

 一度、コーナーとエッジを切り離してしまえば、「コーナーとエッジが離れているパターン3種」のどれかで処理出来ます。
 そんな訳で、私の場合は、とりあえずスプリットしてしまいます。
 以下に示した例は、ほんの一例ですが、この例の様に可能なら基本パターン1に持って行くようにします。

送り出しパターンの例

 この例では、コーナーを下段に逃がした状態で、上段を回してエッジ位置を送り出す様に変更しています。


乗り越えパターンの例

 この例では、コーナーがエッジを乗り越えていくような動きで、基本パターン1に持って行っています。






ここまで説明した手順は全て、揃えたいコーナーとエッジが両方とも上段にある場合の話でした。
揃えたいパーツがスロット内に「落ちている」場合にはどうした良いのでしょうか?
実は簡単です。それを抜き取ってしまえばOKです。

E.スロットから持ち上げてくるパターン

 ここに示したのは、ほんの一例です。なるべく一発で基本パターンに持って行けるようにします。
 例えそうならなくても、
 とりあえず、コーナーとエッジを上段に上げてさえしまえば、後は今まで説明した手順で何とかなります。
 練習を重ねて行けば、自然と効率の良い「持ち上げ方」が身に付いて行きます。

基本パターン1に持っていく例

 持ち上げた後で楽に揃えられる様に、この例の様に上段の向きを調整しておくとお得です。。
 つまり、上手のようなケースで、エッジが別の位置にある状態でコーナーを持ち上げてしまうと、効率が悪くなります。
 また、持ち上げる方向はR回転だけではありません。F'回転始まりでも勿論持ち上げる事が出来ます。


基本パターン2に持っていく例

 持ち上げた後で楽に揃えられる様に、この例の様に上段の向きを調整しておくとお得です。。



スプリット手順と持ち上げ手順には、非常に沢山のバリエーションがあります。
その手順後に、如何に「良形」を残すかを常に考えながら回し方を選択する必要があります。

また、C.などでは、絵のように手前側が必ずしもこれから揃える「ターゲットスロット」である必要はありません。
説明しやすいように、そのような絵にしているだけです。
ここは単なる「作業スロット」なので、単純にまだ揃っていない「空きスロット」でありさえすればOKです。
作業スロットはF2L手順後には崩れます。逆にこれを利用して、次以降に使いたいパーツを上層に持ち上げておく
という作戦も時には使う事が出来ます。

以下は、初心者向けスピードキューブ解説サイトとしては少々脱線した話題です。
F2Lに慣れてくるまでは、作業スロットとターゲットスロットを両方共手前側に固定する事をお勧めしますが、
慣れてくると、どのスロットでもある程度は普通に使えるようになってきます。
この段階で必要になってくる事としては、
 @スロットの位置によって当然変化する回し方への対応
 Aキューブの配色感覚(黄色の裏は...赤の右隣は...が完全に頭の中に入っている必要があります。)
 B完成スロットと未完スロットとの位置関係を常に把握
などなど...





更に脱線します。(^^;
途中でも少々触れましたが、再度「ターゲットスロット」と「空きスロット」に関する話題です。
A.基本パターンとして示した手順に限っては、ペアの格納位置が確定される手順ですので、
ターゲットスロットとF2Lペアの位置関係は正しくセットされている必要があります。
一方、それ以外の手順では、その位置関係は実はどうでも良いのです。
正確に言うと、「そのペアに対しては」どうでも良いのです。
図では全て、空き(未揃い)スロット=ターゲットスロットとして示していますが、
実際には、そこが空きスロットでありさえすれば問題ありません。
つまり、崩れてもOKなスロットなら、どのスロットを使ってもOKという訳です。

F2Lの練習を始めて最初の内は、恐らく次のようなステップで揃える事になると思います。
(1)ペアを見つける。あるいは空きスロットを探してからそこに入るべきペアを探す。
(2)ペアとスロットとの位置関係を確定させる。
(3)ターゲットスロットを空きスロットとして利用して手順を回し、基本パターン化する。
(4)ターゲットスロットに基本パターンを使ってスロットインさせる。

上記(2)を省略して、(3)と(4)を別スロット処理とする事でF2Lの効率化が図れる
場面が多々あります。
具体的にどの点で効率化が図れるのかと言いますと、
(1)不要なキューブ全体の持ち替えが減る。
(2)不要なU面回しが減る。
などです。

そんな事を考えつつ纏めてみたのが、この表です。(ホントかよ。。。)Mult_F2L
キューブ全体の180°持ち替えを避ける目的から対角スロット利用の2種類を示しています。
私にはまだ瞬時にパターン判断出来ない向きもあります。
また、右手では上手く処理出来ても左手では上手く処理出来ない手順もあります。
その洗い出しが目的でこの表を作りました。(最初からそう言えっ^^;;;)


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I N D E X


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